2011年08月27日

誇れる日本人ここにも!

英語教室のシダユミです。



第一次世界単戦時、日本にはドイツ兵の捕虜がいました。

捕虜と言うと、過酷な労働、粗末な食事、いじめなど、

いやなイメージがありますが、徳島県鳴門市にあった

坂東ドイツ俘虜収容所では、ドイツ兵を「人」として

愛情を持って行け入れました。

その収容所の所長は松江豊寿(まつえとよじゅ)大佐でした。
誇れる日本人ここにも!
「ひびけ青空へ!歓喜の歌 坂東ドイツ俘虜収容所物語」ポプラ社より



松江所長の父は、戊辰戦争で会津藩の中隊長として戦い、負けました。

「国のために良いことたと思って戦って負けたもののつらさ」を

子どもたちに語りました。

そして、松江所長も、「捕虜も国のために戦った人たちだ」と

捕虜たちに思いやりを持って接しました。

まさに、武士の情けですね。

この収容所で、ドイツ人が、

生き生きと生活できるように、

配慮しました。

おかげで、町の人も当時では、

珍しいパン、ケーキ、ソーセージなど捕虜から教わりました。

今でも、その子孫でパン屋を続けている人もあるそうです。

やがて、

ドイツが負けると、「ドイツさんがかわいそう」と密かに涙する人もあったそうです。



そして、

この収容所の事で最も有名なのが、

年末になると良く耳にするあのベートーベンの「第九」です。



日本で初めて「第九」が演奏されたのが、

この収容所の捕虜たちによるものでした。



今でも、坂東の地とドイツは交流を持っているそうです。



私は、この話しは映画「バルトの楽園」を見るまで知りませんでした。
誇れる日本人ここにも!


私たち、日本人の祖先は、こんなにも美しい心を持った人々なのです。


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Posted by シダユミ at 20:39│Comments(2)美しい日本
この記事へのコメント
最近は、
昔の日本人の良い部分を知る機会が増えてきました。

少しずつ、自分の国を好きになっていけることが
ちょっとうれしいです。

良いことばかりじゃないのはやっぱり残念でもありますが・・・
Posted by つっちー at 2011年08月28日 00:00
つっちーさん
コメントありがとうございました。
もちろん、良いことばかりじゃありませんね。
悪かったことは反省して、これからの良き日本を作っていきたいものです。
Posted by シダユミ at 2011年08月28日 22:50
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    コメント(2)