2012年10月24日

ある秋の晴れた午後

ある秋の晴れた午後

電車に乗った

ガタンガタンと静かに走り出す列車の窓ガラスから

秋の柔らかな日が差し込んで

座席はきらきらと輝いていた


車内には数人の乗客が進行方向に向かって

静かに座っていた

あざやかな紺色のスーツを着た車掌さんが

ニコニコした笑顔で

車内をゆっくり通りすぎる


この列車は私をどこへ連れて行ってくれるのだろう

切符には「京都」って書いてあるけど

私は京都に行くんじゃない

私は「しあわせ」に向かっている



銀河鉄道みたいに

この列車は、やがて

宙に浮いて走り始めている

青空に向かってゆるやかに

登り始めている




熱で頭がおかしくなったわででもなく

ワインでよっぱらってるわけでもなく

お腹が空きすぎて幻覚が見えてるわけでもない



地に足はしっかりついてる

けど、

心は舞ってる

幸せに舞い踊っている

あの高い高い雲の間を駆けめぐっている



昨日より少し幸せ

先月よりかなり幸せ

昨年よりずっと幸せ

10年前よりとても、とても幸せ



子どもの頃

大人のこんな言葉を聞いたことがあった

「人生って辛いことばかり、生きてても良いことなんか

ちっともないよ、覚悟しておき」

恐くなった。。。

これから私が生きていく人生は辛いものになるのかと

心配と不安でいっぱいになった

大人になればなるほど、

厳しい現実と悲しいことがたくさん

起こるのかと恐ろしくなった


そして、それは、少し現実になった……






でも、

今、

私は、

幸せで、幸せで、幸せでいっぱいの人生 生きてる

幸せで、幸せで、幸せで、涙があふれてくる人生 生きてる



それは、私が「幸せ」になったからじゃない

私はもうすでに「幸せだった」って 気づいたから

今ある幸せに気づいたから。

たくさんの、山ほどの幸せのうずの中にいた



12年前に亡くなった母に

今一度

「ありがとう、お母さん、私、幸せだよ」

ある秋の晴れた午後


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Posted by シダユミ at 21:51│Comments(3)私ごと
この記事へのコメント
なんか読んでたら涙が出てきたよ。
Posted by ケイチャンケイチャン at 2012年10月26日 08:25
ケイチャン
ありがとう
そんなふうに現実と妄想をいったりきたりしながら生きてます。
それでもね、幸せ(*^^*)
Posted by シダユミシダユミ at 2012年10月26日 13:04
そうだな~、私も現実と妄想を行ったり来たりだな。

ユミさんもロマンチストだもんね(^_^)
Posted by ケイチャンケイチャン at 2012年10月26日 18:15
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    コメント(3)